「もし毒」第4話 はじめての宿題~お母さんに『批判的に見ててごめんね』と伝えてみよう~

←前の話 次の話→

スポンサーリンク
広告

第4話

こんにちは、まき野です。

いきなりですけどラッパーの元ネタわかりますでしょうか。これです。

いつも支えてくれる人達に 日頃の想いを込めたラプソディー
アプリシエーションの気持ちよ 届け
いつもありがとう 本当ありがとう
たとえ何処にいたって君の存在に感謝してるよ

HOME MADE 家族「サンキュー!」

そんな感じで、突然の母からのアプリシエーションの気持ちが届いてしまったため、私のメンタルは訳が分からないことになります。アプリシエーションは突然に

この曲(2005年リリース)を知らない若者は最後にリンクを貼っておくので、このマンガを読むたびにHOME MADE 家族が脳内に流れる呪いを受けてください。

宿題のこと

今回私が受けたコーチングは60分×5回のコースですが、別途「次回のコーチングまでにやるべき宿題」が毎回あります。コーチとの対話の中で問題点に気づき、宿題でその問題点を打破する行動を起こす、という感じです。

頭の中で一人で考えてるのではなく、行動します。

これはなかなか一人じゃできないことではないか?と思います。だってやりたくないから。

人間、強制力が働かないと自分からは動かないモンですよね…。だからライザップが流行るのだ…。

ということで、実はコーチングは、コーチと話すことより宿題のほうが重いです。少なくとも私はそう感じました。今までできなかったことを行動に移し、自分を変えることこそがコーチングなので、それも当然かもしれません。

実家について

今回のマンガで、お前の母ちゃんまともじゃね!?って驚かれたかもしれません。ううーーん。ううーん。そうかも?どうなんでしょう。正直、今でもよくわからないです。

けっこう子供の傷つくことを平気で言うタイプの人ではあって、小学校1年生の頃に出された「お母さんに『私が生まれたときの感想』を聞きましょう」という宿題に対してうわー!こんなにブスでどうしよう!って思ったと返答してくるような母でした。正直は美徳じゃないよね。

一番最初の問題が「女性上司に嫌われて退職」だったこともあり、ずっと母親との関係をメインに据えてきましたが、我が家は母親一人が問題アリというのではなく「機能不全家族」という言葉がぴったりくる感じの家です。

個々のメンバーはそんなに悪い人じゃないと思う(たぶん…)のですが、なにせ相性が悪い

その相性の悪い面々が同じ家で共同生活をしているからギスギスして、子供(私)が大人どうしの仲介役になったり、緩衝地帯になる…という感じ。

母が悪く言われていれば母を擁護し、父が悪く言われていれば父を擁護し、「お前はああなるなよ」と言われれば「はいはい」と答え。

ちなみにずーっと我慢して聞いていたわけではなく、ある程度の年齢になると「うっさい」、「本人に言ってよ」など、言い返すくらいには私は強気な人間でした。が、そんな強気な態度を取っていても、やっぱり小さく傷けられ続けるとしんどいです。

家族と言ってもひとつの塊ではなく、個人の集まりなので、でこぼこしていたり、尖っていたりするのですが、それなのに無理やり「いい感じの家族」の形におさめようとすると、一番弱いところがつぶされたり、曲がったりするのだなぁと思います。

ちなみに我が家の場合、一番弱い個体は私の弟でした。彼は自殺未遂→引きこもりのコースをたどったので、私はまだマシなほうです。弟から見れば、私という姉も、自分を圧迫して捻じ曲げていた側かもしれません。

実家のことを思い出すたびに、さかなクン(敬称略)が書いた「いじめられている君へ」という文章を思い出します。「魚も人も、狭い世界に閉じ込められると争う」と書いていましたが、我が家はまさにそれでした。

広い海へ出てみよう
東京海洋大客員助教授・さかなクン

中1のとき、吹奏楽部で一緒だった友人に、だれも口をきかなくなったときがありました。いばっていた先輩(せんぱい)が3年になったとたん、無視されたこともありました。突然のことで、わけはわかりませんでした。 でも、さかなの世界と似ていました。たとえばメジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。せまい水槽(すいそう)に一緒に入れたら、1匹を仲間はずれにして攻撃(こうげき)し始めたのです。けがしてかわいそうで、そのさかなを別の水槽に入れました。すると残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。広い海の中ならこんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです。同じ場所にすみ、同じエサを食べる、同じ種類同士です。中学時代のいじめも、小さな部活動でおきました。ぼくは、いじめる子たちに「なんで?」ときけませんでした。でも仲間はずれにされた子と、よくさかなつりに行きました。学校から離れて、海岸で一緒に糸をたれているだけで、その子はほっとした表情になっていました。話をきいてあげたり、励ましたりできなかったけれど、だれかが隣にいるだけで安心できたのかもしれません。

ぼくは変わりものですが、大自然のなか、さかなに夢中になっていたらいやなことも忘れます。大切な友だちができる時期、小さなカゴの中でだれかをいじめたり、悩んでいたりしても楽しい思い出は残りません。外には楽しいことがたくさんあるのにもったいないですよ。広い空の下、広い海へ出てみましょう。

(朝日新聞2006年12月2日掲載)

そういえば小学校の卒業文章に、「自分の夢」について作文を書かされたのですが、私は「一人暮らしをしたい」と書きました。なんとなく、狭い水槽の中では窒息死するのだと、分かっていたんでしょうね。

最後に

毎度のことですが、コーチングについてマンガに描くのを快くオッケーしてくださった、ずんずんコーチ!毎回毎回超ありがとうございます!なお、コーチングを行うだけでなく、コーチングを教える勉強会やセミナーも主宰されています。勉強会ちょっと前に参加してきましたが、めっちゃ面白かったよ~。

ブログの更新頻度も高くて面白いんじゃ~。

日々のこころのあれこれじゃよ

HOME MADE 家族 「サンキュー!」

次回予告

次回は2月下旬頃の予定です!更新したらツイッターなどでお知らせしているので、よろしければフォローしてください。よろしくおねがいします~。

まきののまき

スポンサーリンク
広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
広告